なぎ

なぎ
I
なぎ【凪・和】
なぐこと。 風がやんで, 波がなくなり, 海面が穏やかになった状態。
時化
「夕~」
II
なぎ【梛】
マキ科の常緑高木。 高さ20メートルに達する。 暖地の山中に自生, また庭木とされる。 葉は対生し, 楕円形で革質, 多数の平行脈がある。 雌雄異株。 五, 六月開花。 果実は球形で, 晩秋, 白粉を帯びた青色に熟す。 古くから神社の境内に植えられ, 熊野神社では神木とされ, その葉に供物を盛る。 また, その葉が切れにくいことから, 男女間の縁が切れないように, 女性が葉を鏡の裏に入れる習俗があった。 ナギノキ。 力柴。 漢名, 竹柏。
III
なぎ【水葱・菜葱】
ミズアオイの異名。 ﹝季﹞夏。
~の花の御輿(ミコシ)
「葱花輦(ソウカレン)」に同じ。

「行幸などに~にたてまつる/枕草子287」

IV
なぎ【薙】
山の崩れ落ちた所。 青薙山・赤薙山など山名になっている。

Japanese explanatory dictionaries. 2013.

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